神楽坂安養寺の本尊さまは、丈六(じょうろく)
坐像(ニメートル余)の金銅仏で、
古地図に「ヤクシの寺」とあり、
広く人びとに親しまれ尊ばれてきたことがわかります。
第二次大戦の際、空襲で安養寺は全焼しましたが、
薬師さまの生命ともいえる
お顔、薬壷、手首は奇蹟的に無傷で残られました。
これをそのまま使って、日本一といわれる京都の大仏師により完通りのお姿に復元されました。
その金色に輝やく尊顔は、仰ぎみる者におのずと
渇仰の心をおこさしめ、
現実に多くの方々が難病苦厄から救われています。
また脇侍(わきじ)の日光、月光両菩薩の御影は、
「薬師功徳本願経」五千余字による写経のお姿で、
「観音経」二巻余の文字による観音様の写経仏と共に、写経の大家寺田修造先生が
病気平癒の御礼に奉納されたものです。
その丹誠こめて写された細字の一字一字は、
仏さまそのものであります。
大聖歓喜天又は聖天様と呼ばれるこの仏様は、
大日如来の変化身で、十一面観音様の御心に従って、
この世の仏教信者のあらゆる願いを
お聞き届けて下さり、
人々をして観音様の広大なみ心にとお導き下さいます。
神楽坂安養寺の聖天さまは、
近代における稀有の名僧といわれる
第二三四代天台座主 大椙覚宝
(おおすぎかくほう)
大僧猊下(げいか)が拝まれていた霊天で、
由緒正しい伝統を誇っています。
仏さまは、常に私どもを慈悲深い親心で
見守って下さっており、
頑悩深い私どもをこの仏さまのみ心にと近づけるため、
今日只今の悩み、願いを分け隔てなく
お聞きいれ下さるのが聖天さまです。
それ故、ご信者は子供が親におねだりする心で、
遠慮なくお願いしてよろしいのです。
聖天さまは、私どもの信じる心に応じて、
その威大なお力をもって祈願を成就して下さり、
徐々に理想的な仏教信者である菩薩
(世のため人のためにつくす人)
にとお導き下さいます。
千有余年にわたる聖天信仰の歴史の中には、
政界、財界、武将等あらゆる分野での
著名人の名をみることができます。
神楽坂安養寺の内陣にある天蓋は、
東武財閥を築いた根津嘉一郎翁が奉納したものです。
又、中陣には文化功労者豊道春海翁の額や
日展審査員江守若菜氏の
奉納になる花(草木図(格天井)があります。
江戸三十三観音第十六番札所の
本尊さまであります当寺の観音さまは、
聖天さまのご本地仏で、十一の尊容を持っておられ、
私どものあらゆる願いを、
その時、その場に適した方法でお救い下さいます。
現在、内陣に奉祀の尊像は、
住職が比叡山において回峰行
(比叡の谷々峰々三十余キロの道を歩いて祈る、比叡山独自の難行)を修行された時、
叡南祖賢大行満(えなみそけんだいぎょうまん)
より賜った霊仏です。
その他、堂内には、厄除元三大航、
石山寺の流れをくむ荷葉大黒天をはじめ、
虚空蔵菩薩、愛染明王、三宝荒神、毘沙門天、
妙見大菩薩などの諸尊が祀られており、
日々住職の懇篤なご祈祷によって、
心願成就、家内安全、商売繁昌、病気平癒、良縁成就、
合格成就、交通安全等の祈念が修されています。
春彼岸 「施餓鬼会執行」
彼岸中日午前11時~
三界万霊、各家先祖追善回向のための法会。法要後粗飯の接待、住職の法話あり。
所在地 | 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-2 |
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